本中、水浸しのような天候が続いたこの週、被害にあわれた地区の皆様、お見舞い申し上げます。この週も月曜から水曜まで3日間、東京、横浜をうろうろしておりました。湿度の高い東京の中で少々まいりつつ、出会いを楽しんでまいりました。


  


25日(月)大学時代の友人、現在スイスのジュネーヴ大学で日本文学を教えている狩野晃一さんが国立劇場で「踏絵道成寺」を踊るために夏休み帰国、大阪の紀子さんも日帰り参加。「いかが?」と誘われ、興味津津でカメラ記録係をかって出ました。狩野さんは男性です。「踏絵道成寺」は鏑木清方の名画「ためさるる日」をヒントに、花柳衛彦先生が作られた創作とか。


同期の男性が遊女に変身していく様を、楽屋ですべて見せていただきました。


     

     

  

       


ジュネーヴ大学の学生さんも、同期の我々も圧倒され、驚愕ですが、、、、考えてみれば、歌舞伎の世界も、、、狩野さんのエネルギーと美へのあくなき追及に拍手。


    



26日(火)、フジテレビ時代の仲間とランチ。達寿さんとは駆け出しカメラマンとして出会いました。調子のいいのが得をしそうなこの世界で、私には寡黙、不器用に感じられた彼が、あれから約25年、、、今や会社も独立、NHKやフジテレビのドキュメンタリー番組を制作。なんとも頼もしく、嬉しい再会でした。同じ仲間の牧久子さんが初めての2ショットを撮ってくれました。


     


夜は、偶然鎌倉徒歩作家・間宮さんの会食に参加。これまた偶然、昔「Girl」(TBSラジオ番組)の上司やら、学校の後輩やら、、、集まって夢物語熱く語らせていただき、さらに木原ミミさんの追悼会も仲間で開く約束もできて、東京2日目は暮れました。


     



27日(水)、めまぐるしく動き回り、母の見舞いもすませ、夜、1895年創業・牛鍋処・荒井屋で大学同期会に参加です。今時珍しい下足番のおじさんもいるお店です。横浜曙町の老舗ですが、浜っ子でありながら、肉苦手の私は初めて入りました。


  


すきやきの作り方は各家庭それぞれ特徴があってもめました。私はすき焼きの日の父の嬉しそうな顔が浮かびます。父は、まず肉、そこに砂糖を、、、、どこ風だったのか聞くのを忘れましたが、あの香りまでがよみがえります。


     


たわいもない同期の話も楽しく、、、尽きることがなく、瑠奈さんと待ち合わせ、原村に到着、また午前2時でした。



28日(木)、花輪の会。今週は、「ゆらぎ体操」、「古典舞」と「袋物とビーズ」。生徒さんはそれぞれお一人でしたが、ゆったりと時間は流れ、有意義な一日をすごさせていただきました。


   

       


瑠奈さんをバス停へ送る夕刻、二人であまりに美しい空に見惚れます。雲の色が何重にも層をなし、青空がその奥に時折姿を見せてくれ、、、その形も色も、、、、刻々代わり、、、京都友禅作家の作ってくれた墨染衣を思い出しました。


    



29日(金)、天気は時間をおってめまぐるしく変化します。朝8時の庭は霧の中、30分後には晴れ渡る。私だけではなく、八ヶ岳も稲の穂も戸惑う一日ですが、晴れ間をぬって、「はちみつママさん」みつえさんに、「今シーズン最後の蜜採りをしますよ」と声をかけられ、出かけました。


     


日本みつばちというめずらしさで、岡谷からも見学者がみえてましたが、ミツバチが庭中、飛びまわり、初めは怖く、だんだんなれると、ハチさんのかわいいこと!


ひとつの巣箱からの蜜採りは、ハチさんをそこの箱から他の箱へ移す作業でした。言ってわかるものではないから、困ります。蓋を開け、風で奥へ送り、二つの箱をドッキング。また風で新しい箱へ移していく。女王蜂が移動すれば働き蜂さんも移動するのですが、女王蜂がわからない。賭けみたい。失敗もあるそうですが、その場合、どこかへ散りじりバラバラ。


  

  

     


今回はどうも成功したみたいでした。ハチさんは、文句を言いながらも新しいお家へどんどん入っていきました。


       


取れたて蜂蜜! 美味のひとこと! ハチさん大好きみつえさんは、師匠の教え通り、あくまで、ハチを生かす手法でした。また新居で蜜作りに励む働き蜂さんに感謝して、雨の降りだした道を帰ります。


     


八ヶ岳の美しい水を栄養に、元気で美しい花々、そこから蜜を吸いだして、巣作り、、、、蓄えた蜜をいただく。大事な貴重な1スプーン。一匹の日本蜂さんが一生の間に作る蜜は、2~3スプーンだそうです。


       



30日(土)朝、八ヶ岳農場で雲ひとつない八ヶ岳に出会いましたら、そのあと、生まれて初めて、麓から動く霧のカーテンを見ました。


    


八ヶ岳がまた雲に覆われ出します。


       


今日から我が家では、恒例・大学時代の放送研究会OBの合宿が始まります。


       


友人たちが次々到着。先輩は寸暇を惜しんでトランプ遊び、後輩は料理作り、、学生時代に気分がもどりました。


  


この日、ホールでは夜から「鈴木俊夫・ギターの夕べ」。


       


雨にもかかわらず、東京から地元から、本当に沢山の方々にお出でいただき、感謝です。すばらしい夕べになりました。先日チェロの藤村俊介さんのピアソラ作曲「リベラタンゴ」を、今度はギターで聴く。


   


諏訪清稜高校のギター部の生徒さんにも来ていただきました。今年彼女らは全国高校生ギターコンクールで3位になったそうです。ギターの音と雨音が一期一会の演奏会を感じさせてくれました。


     

     

     



     

31日(日)、晴れました。合宿の朝はなんだか嬉しい朝です。


     


3歳のこうちゃんもお隣から参加。すっかり少年らしくなりました。ご機嫌なポーズを見せてくれ、「ゴン太」君とも仲良しに。


  


仲間たちは、例の白駒池、温泉めぐりです。私はお留守番でしたが、驚きました。玄関でピン~ポン~。玄関に滝田栄さんです!
「同じ村人のご挨拶です。小林さんが紹介してくれた雑誌「ゆうゆう」ができあがったのでお届けに。いい取材陣でしたね」


    

           


しばらく玄関で立ち話。滝田さんは、八ヶ岳の大先輩でした。30年にもなるそうです。かつて4反の畑を耕し、2000本のとうもろこしと大根作り。鹿の話、熊の話、八ヶ岳農場の話、どれもこれも楽しく、新鮮です。
「ここ、僕の散歩道。また寄りますね」さわやかに去っていかれました。


       


ホールに陽気な音楽が鳴り響きます。「ペパーミントの会」ということで、日本各地からフォークダンス愛好家が集まりました。やはり夏の終わりの合宿だそうです。


      


さて今夜は、放送研究会・合宿最後の日。恒例バーベキューパーティーです。買いだしも終わりました。亡くなった友・浩子さんの分も楽しく、陽気に、夏の終わりを騒ごうと、、、曇り始めた空を眺めつつ、準備を始めます。


  

       

では、また来週!

                                   (2008..9.1 写真/小林節子)



【バックナンバー】

       第137回 稲穂が色づきはじめました (2008.8.25)
       第136回 原村はもう秋です (2008.8.18)
       第135回 父の初盆を迎えました (2008.8.11)
       第134回 原村も本格的な夏休みシーズンです (2008.8.4)
       第133回 標高1,300mでも暑いおかしな夏 (2008.7.28)
       第132回 八ヶ岳はまだ雲の中です (2008.7.21)
       第131回 父の「幻の101歳バースデー」週間でした (2008.7.14)
       第130回 伊勢神宮で奉納舞楽の司会を務めました (2008.7.7)
       第129回 梅雨の晴れ間の八ヶ岳にホッとします (2008.6.23)
       第128回 梅雨でもあっという間の一週間 (2008.6.16)
       第127回 原村も梅雨入りしました (2008.6.9)
       第126回 ズミの花が真っ白な絨毯です (2008.6.2)
       第125回 今年も藤村俊介さんでホールがスタート (2008.5.26)
       第124回 父の青春の地を訪ねました (2008.5.19)
       第123回 若葉の季節がはじまりました (2008.5.12)
       第122回 千客万来のゴールデンウィークです (2008.5.5)
       第121回 夜はまだストーブの原村の春です (2008.4.28)
       第120回 “回遊魚せつこ”発揮の一週間でした (2008.4.21)
       第119回 時にはまだ雪が降ります (2008.4.14)
       第118回 鯉のぼりが泳ぎ出しました (2008.4.7)
       第117回 雪解け水がゴーゴーと流れます (2008.3.31)
       第116回 また歳をひとつ重ねました (2008.3.24)
       第115回 雪が消えはじめました (2008.3.17)
       第114回 初七日が過ぎました (2008.3.10)
       第113回 父・慎一が旅立ちました (2008.3.3)
       第112回 間違いなく・・・もうすぐ春です (2008.2.25)
       第111回 雪はますます深く積もっています (2008.2.18)
       第110回 雪の中に閉じこめられています (2008.2.11)
       第109回 お日様に会えると嬉しい季節 (2008.2.4)
       第108回 雪かきが日課の毎日です (2008.1.28)
       第107回 原村は冷蔵庫の中にいる気分です (2008.1.21)
       第106回 冬の自然はめまぐるしく変化して (2008.1.14)
       第105回 忘れられないお正月になりました (2008.1.7)
       第104回 あけましておめでとうございます (2007.12.31)
       第103回 雪の原村からメリークリスマス! (2007.12.24)
       第102回 冬の原村生活はスリリングです (2007.12.17)
       第101回 田んぼも雪で薄化粧です (2007.12.10)
       第100回 我が家にも雪が舞いました (2007.12.3)
       第99回 村もイルミネーションの季節です (2007.11.26)
       第98回 八ヶ岳の頂上は雪に覆われました (2007.11.19)
       第97回 東京を泳ぎまわった回遊魚の一週間 (2007.11.12)
       
第96回 長く美しい一週間でした (2007.11.5)
       
第95回 上高地の秋を満喫しました (2007.10.29)
       
第94回 ミミさん、素敵な思い出ありがとう (2007.10.22)
        第93回 ホールに永六輔さんをお迎えしました (2007.10.15)
       
第92回 原村はもうストーブです (2007.10.8)
       
第91回 原村に暮らす幸せに感謝・・・ (2007.10.1)
   
      第90回 秋が美しく輝いています
(2007.9.24)
       
第89回 まもなく稲刈りも始まります (2007.9.17)
       
第88回 ホールはもう芸術の秋です (2007.9.10)
       
第87回 友人たちに囲まれた一週間でした (2007.9.3)
       
 第86回 高原の夏が過ぎていきます (2007.8.27)
       
第85回 東京で信州の一週間でした (2007.8.21)
        
 第84回 鳥の声にセミの声も加わりました (2007.8.13)
        
第83回 高原に夏が訪れました(2007.8.6)       
       
第82回 八ヶ岳も夏姿を見せはじめました(2007.7.30)
        
第81回 八ヶ岳はまだ雲の中・・・(2007.7.23)
         第80回 台風の空を九州往復です (2007.7.16)
         第79回 父の百歳感謝の集いが開かれました (2007.7.9)

       
第78回 八ヶ岳が顔を見せない梅雨空です(2007.7.2)
       
第77回 今年もホールにチェレスタの音が・・・(2007.6.25)
       
第76回 4日間は東京の一週間でした(2007.6.18)
       
第75回 森の緑が豊かさを増しています (2007.6.11)
       
第74回 田んぼが苗色に耀く水無月です(2007.6.4)
       
第73回 大学の仲間が集まった賑やかな週末(2007.5.28)
       
第72回 田植えが始まりました (2007.5.21)
         第71回 森に初夏がやってきました (2007.5.14)
       
第70回 標高1300mの我が家も桜が咲きました (2007.5.7)
       
第69回 原村にもやっと桜前線が!(2007.4.30)
       
第68回 すべての存在は響き合っている(2007.4.23)
       
第67回 八ヶ岳は春霞の中・・・(2007.4.16)
         第66回 千客万来に感謝の一週間 (2007.4.9)
       
第65回 新たなご縁に感謝して (2007.4.2)
       
第64回 父のインフルエンザと転倒騒動 (2007.3.26)
       
第63回 母の退院と私の誕生日 (2007.3.19)
       
第62回 侮ってはいけない 季節の便りが・・・(2007.3.12)
       
第61回 初めての冬 越せたぞ!(2007.3.5)
       
第60回 我ながら呆れる、週に東京2往復!(2007.2.26)
       
第59回 ドラマがいっぱいの一週間でした (2007.2.19)
       
第58回 ゆっくりゆっくり春に向かっています (2007.2.12)
       
第57回 雪解けのようにのんびりと…(2007.2.5)
       
第56回 少し春めいた原村です (2007.1.29)
      
  第55回 大寒の寒さにも元気です!(2007.1.21)
       
第54回 寒さを好奇心一杯楽しんでいます!(2007.1.15)
      
  第53回 新年早々の寒波襲来です!(2007.1.8)
       
第52回 あけましておめでとうございます(2006.12.31)
       
第51回 穏かなクリスマスです(2006.12.25)
       
第50回 61年目の平和を祝いました(2006.12.18)
       
第49回 原村は不思議なほどの暖冬です (2006.12.11)
       
第48回 初めての雪が降りました(2006.12.4)
       
第47回 母の骨折で大騒動(2006.11.27)
       
第46回 永六輔さんで始まった一週間でした(2006.11.20)
       
第45回 薪ストーブ大学を卒業しました(2006.11.13)
       
第44回 八ヶ岳が赤く染まっています(2006.11.6)
       
第43回 木々が色づきはじめました(2006.10.30)
       
第42回 秋が深まっています(2006.10.23)
        第41回 原村は実りの季節です (2006.10.16)
       
第40回 八ヶ岳が初冠雪しました (2006.10.9)
       
第39回 山では紅葉が始まりました (2006.10.2)
       
第38回 さぁ、稲刈りが始まります(2006.9.25)
       
第37回 豊穣な高原の秋の訪れです(2006.9.18)
        第36回 秋の始まりは千客万来 (2006.9.11)

       
第35回 夏に別れを告げて・・・(2006.9.4)
         第34回 秋に向けて季節が動き出しました(2006.8.28)
      
  第33回 高原はもう秋の気配です(2006.8.21)
 
        第32回 お盆がすめばもう秋風が・・・(2006.8.14)
       
第31回 原村は夏の盛りです(2006.8.7)
       
第30回 八月がいい月でありますよう (2006.7.31)
      
  第29回 朝崎郁恵さんのシマウタに感動です (2006.7.24)
      
  第28回 父が元気に白寿を迎えました (2006.7.17)
       
第27回 野菜の季節が訪れました (2006.7.10)
       
第26回 田舎暮らしは忙しい! (2006.7.3)
       
第25回 梅雨の晴れ間が続きます (2006.6.26)
         第24回 梅雨の中、初夏が近づいています (2006.6.19)
         第23回 すべてが芽吹いて 緑もいきいき (2006.6.12)
         第22回 サマーチェリーに魅せられて (2006.6.5)
         第21回 花々がいっせいに開きました! (2006.5.29)
         第20回 2006年のリングリンクホールもスタート! (2006.5.22)
         第19回 山桜はしみじみ見るもの (2006.5.15)
         第18回 原村も桜が咲き始めました! (2006.5.8)
         第17回 お蔭様で引っ越しました! (2006.5.1)
         第16回 さぁ、いよいよ原村移住週間です! (2006.4.24)
         第15回 桜の散った東京で引越し準備が進みます (2006.4.17)
         第14回 引越しも6回目ともなれば今や達人 (2006.4.10)
         第13回 さぁ、東京で原村移住の準備です (2006.4.3)
         第12回 原村も春の気配です (2006.3.27)
         第11回 すべてが動き出しました (2006.3.20)
         第10回 座禅草が咲きました (2006.3.13)
         第9回 永六輔さんが補導された!? (2006.3.6)
         第8回 自然は芸術家! (2006.2.27)
         第7回 原村は春に向かいはじめました (2006.2.20)
         第6回 原村にトロッコが走っていた頃・・・ (2006.2.13)
         第5回 雲龍さんの笛で迎えた立春 (2006.2.6)
         第4回 寒いほうが知恵がはたらく? (2006.1.30)
         第3回 二十日正月は原村でのんびり! (2006.1.23)
         第2回 祭りは年寄りの知恵の伝承 (2006.1.16)
         第1回 原村の新年は静かで穏かです (2006.1.9)

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小林 節子


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