
東京では気がつかないことでしたが、仏教との関わりが深い蓮の花は、お盆に向かって咲くのでしょうか。新宿から出る中央線の小淵沢の先に、「信濃境」という小さな駅があります。ここから徒歩15分。井戸尻遺跡公園に行ってまいりました。4000、5000年前の縄文文化が栄えたロマンあふれるこの地に、あの「大賀蓮」が咲いてるとのこと。
「大賀蓮」は、昭和26年千葉にある東京大学検見川農場で、大賀一郎博士が約2000年年前の弥生期の蓮の種、3粒から、たった一粒を発芽に成功させたことで、世界から「世界最古の生命の復活」と注目を浴びた「古代蓮」。自然の景観そのままに、富士山も、南アルプスも眺望できるその地に、「大賀蓮」は、美しく、気高く、気品あるたたずまいで咲いておりました。
近くに「大賀蓮クッキー」「大賀蓮まんじゅう」を売る店もなく、ゆっくりと、蓮の花と対面できるこういう贅沢さ、、、いいですね。朝、「ポン」と音をたてて咲くのでしょうか? いつか早朝、静かに、訪ねてみたくなりました。

お蔭様で松本浅間温泉神宮寺、枇杷の湯での「バーンロムサイ展in松本」も8日間の幕を閉じました。8日、枇杷の湯で最後の片付けをすませ、皆で記念撮影。暑い中、お出でいただいた皆様には勿論のこと、むつみ高校の皆さんと竹内先生にあらためて感謝です。神宮寺の皆さんにも、枇杷の湯の女将さんにも本当によくしていただき、「高校生たちは、いい大人たちに会えて、いい夏だった」と、竹内先生が言ってくださったことにも感謝です。
この夏、松本へいらしたら是非、日帰り温泉「枇杷の湯」へお越しください。800円であの心の贅沢を体験なさることおすすめです。と言う、私がいまだ行かれず、、、ですが。「枇杷の湯」さんに感謝を込めて宣伝させていただきます。

9日には東京へ。仕事の合間に、秋田の展示会へ旅立つ名取美和さん慰労の会に参加。美和さんの小学校時代の友達が開いてくれた食事会で、、、、、、会いました! 「蓮の葉のオードブル」。有名な中華の鉄人・脇屋友詞さんの創作料理ですが、係の人が「蓮の葉の上にございますのは、とうもろこしの新種[未来]です」2センチほどの「未来」、オイオイ、これは我らが男爵がいつももってきてくれ、かぶりついてる「未来」では、、、、?こんなところに鎮座なさって、、、と思わず一人笑ってしまいました。これから大事にいただきます。
帰る11日、帝国ホテルへ。1年前に亡くなられた、有名シェフ、村上さんの「村上信夫と帝国ホテルの料理史展」に。村上さんは、私のフジテレビ駆け出しアナウンサー時代に料理番組をご一緒にさせていただき、多くのこと教えていただきました。亡くなる1ヶ月ほど前、東京新聞から、「心に残る一言」と言われ、偶然、村上さんのこの言葉を選ばせていただきました。
「若い者に言ってるんです。仕事は機嫌よくやりなさい、と」

戻った日、リングリンクホールは「うさとの服、草木染服展示即売会」がスタートしてました。20日(日)まで開いております。是非、お立ち寄りを! 喫茶も始めましたが、まだ客ゼロで、店主は面目ありません。

母が少し昔のこと忘れ始め、お盆も私の勝手流で数年すませてきましたが、ここは、旧盆。友人たちが心配して、いろいろ祭壇も作ってくれ、今夜(13日)はお迎えです。東京では、「おがら」でお迎えでしたが、ここ信州は「白樺」とか。ご先祖さまはびっくりなさると思いますが、、、ここ流に、青いお花も畑にいただきに。お花一杯の我が家です。

畑で一人、黙々と種を植える女性にお会いしました。
「これからなんですか?」
「これから、大根よ。11月頃できるでしょう」
そうか、もう畑は葉もの、とうもろこしから、根菜類に移ってるんですね。信州の夏は短いといいます。お盆がすめば、、、秋風、、、、お米の収穫を祝い、、、蓄えの季節に向かうのでしょうか。
消費ばかりが目立つ都会から原村にもどると、、、、なにかほっといたします。

(2006.8.14 写真/小林節子)
【関連リンク】
井戸尻遺跡公園 http://www.localinfo.nagano-idc.com/hana/idojiri/index.html
バーンロムサイ展in松本 http://ringlink.exblog.jp/m2006-07-01/#5342076
神宮寺 http://www.jinguuji.or.jp/
バーンロムサイ http://www.banromsai.jp/index.html
【バックナンバー】
第31回 原村は夏の盛りです(2006.8.7)
第30回 八月がいい月でありますよう (2006.7.31)
第29回 朝崎郁恵さんのシマウタに感動です (2006.7.24)
第28回 父が元気に白寿を迎えました (2006.7.17)
第27回 野菜の季節が訪れました (2006.7.10)
第26回 田舎暮らしは忙しい! (2006.7.3)
第25回 梅雨の晴れ間が続きます (2006.6.26)
第24回 梅雨の中、初夏が近づいています (2006.6.19)
第23回 すべてが芽吹いて 緑もいきいき (2006.6.12)
第22回 サマーチェリーに魅せられて (2006.6.5)
第21回 花々がいっせいに開きました! (2006.5.29)
第20回 2006年のリングリンクホールもスタート! (2006.5.22)
第19回 山桜はしみじみ見るもの (2006.5.15)
第18回 原村も桜が咲き始めました! (2006.5.8)
第17回 お蔭様で引っ越しました! (2006.5.1)
第16回 さぁ、いよいよ原村移住週間です! (2006.4.24)
第15回 桜の散った東京で引越し準備が進みます (2006.4.17)
第14回 引越しも6回目ともなれば今や達人 (2006.4.10)
第13回 さぁ、東京で原村移住の準備です (2006.4.3)
第12回 原村も春の気配です (2006.3.27)
第11回 すべてが動き出しました (2006.3.20)
第10回 座禅草が咲きました (2006.3.13)
第9回 永六輔さんが補導された!? (2006.3.6)
第8回 自然は芸術家! (2006.2.27)
第7回 原村は春に向かいはじめました (2006.2.20)
第6回 原村にトロッコが走っていた頃・・・ (2006.2.13)
第5回 雲龍さんの笛で迎えた立春 (2006.2.6)
第4回 寒いほうが知恵がはたらく? (2006.1.30)
第3回 二十日正月は原村でのんびり! (2006.1.23)
第2回 祭りは年寄りの知恵の伝承 (2006.1.16)
第1回 原村の新年は静かで穏かです (2006.1.9)
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第32回 お盆がすめばもう秋風が・・・
小林 節子

