く、重い梅雨からやっと抜け出した原村の月曜の朝、庭に光が射しました。朝崎郁恵さんが滞在中、「ここの光は、なんとやわらかいのでしょう!」と、感極まった声を発してくださいましたが、確かに森の光はいつもやさしく、やわらかく、、、、今の私の歳にはありがたい光です。


 冬、白鳥が飛来する上川は、まだまだ水も激しく流れて、諏訪へ通じる川の橋げたには、山から流れた漂流物がからみつき、川岸には集められたそれらがうず高く積まれていましたが、諏訪湖はやっと静かなたたずまいを見せ始めました。


   

      


 
訪も岡谷も茅野も、水害で亡くなられた方がおられることを考慮して、用意されていた楽しい行事はほとんど中止。そんな中、諏訪市美術館で「小杉小二郎の世界展」が27日から開催されました。

 見る方の心にやさしさを与えてくれる品格ある作品の数々はきっと、被害にあわれた方々にも、すてきな癒しになるにちがいない……、実行委員長の河西滋子さんが迷いに迷いつつ下したこの英断に拍手を送りたくなりました。会場は静かなすばらしい空間を作り出しておりました。


 小杉小二郎さんは(など親しげに呼んでしまいますのは、同世代でいらっしゃいますから)小杉放庵を祖父に持ち、美術史家、小杉一雄を父に、日本のインダストリアルデザインの草分け、小杉次郎を叔父に、そして、中川一政を師に、岡鹿之助にかわいがられ、、、、絵の道に進まれ、現在もパリの郊外で作品を描き続けておられます。

 「独りが好きでなければ絵が描けない。しかし、人が好きでなければ絵が生きない。そして自然をこよなく愛せなくては絵心は湧かない。絵を描くのは結構込み入った条件がいるものだ」


 話しは苦手、とおっしゃるシャイな小杉さんに「歓迎ランチパーティー」で、司会のお役目をいただいた私は、かなりの時間、質問攻めをしてしまいましたが、ユーモアあふれる温かいお答えをいただき、やはり作品はお人柄と感じてしまいました。9月3日まで開催。8月6日(日)午後1時半から小杉先生のギャラリートークもあります。是非お立ち寄りください。おすすめです。

  
 
9日からは仕事で東京へ。この夜、六本木にある友人のマンションに泊めていただいたのですが、、、驚きました。土曜の夜は、六本木は不夜城。さらに外国に行ったようです。夜は真っ暗な原村から、、、、本当におのぼりさん!

 30日はお笑いくださるな、ジーンズ、白の綿シャツを脱いで、ロングスカートにハイヒール。久しぶりに帝国ホテルの富士の間で、マイクの前に立っておりました。

 毎年司会をさせていただいてる中川ダンススクール・サマーダンスフェスティバル。中川勲・詠子先生は、ダンス界でチャンピオンとして頂点に立たれた方ですが、お教室のこの発表会を楽しまれ、私も奥様方の変身のお手伝いが大好きです。ダンスが踊れないダンスの司会者も珍しいのでは、、、と思いつつ、私も変身を楽しんでいるのかもしれません。

  


 
1日原村へ。山も雲も変身! これからは夏雲の青空へのお絵かきも楽しめるシーズンです。

 もう8月ですね!個人的には6,7月がいつもついていない2ヶ月です。さー8月! 何かかいいことありそう! そう8月1日から8日まで、信州松本浅間温泉へもお越しください! 両親をエイズで亡くしHIVに母子感染したタイの子供たちのための「バーンロムサイ展in松本」が始まります。会場は2カ所。神宮寺と枇杷の湯。温泉を楽しみながら、、、、是非。むつみ高校の生徒さんたちとも一緒に、お手伝いが出来て幸せです。

 8月2日午後7時から、タイ在住でバーンロムサイを主宰する名取美和さんのお話会もあり、私も参ります。神宮寺でお目にかかりたいですね。3日は原村ホールで「絽刺しの会」もしております。東京で、「節子さん、田舎で暇をもてあましてるのでは、、、」と、何人かに心配されましたが、とんでもない、田舎は忙しいのです。

8月、どうぞ、皆様にとりましてもいい月でありますように!


                      

                                           (2006.731 写真/小林節子)

 【関連リンク】
  諏訪市美術館 http://www.city.suwa.nagano.jp/contents/contents_main2.asp?BOXNO=7702
  中川ダンススクール   http://www4.point.ne.jp/~nakagawa-dance/
  バーンロムサイ展in松本http://ringlink.exblog.jp/m2006-07-01/#5342076
  神宮寺          http://www.jinguuji.or.jp/
  バーンロムサイ      http://www.banromsai.jp/index.html


【バックナンバー】
      
  第29回 朝崎郁恵さんのシマウタに感動です (2006.7.24)
      
  第28回 父が元気に白寿を迎えました (2006.7.17)
       
第27回 野菜の季節が訪れました (2006.7.10)
       
第26回 田舎暮らしは忙しい! (2006.7.3)
       
第25回 梅雨の晴れ間が続きます (2006.6.26)
         第24回 梅雨の中、初夏が近づいています (2006.6.19)
         第23回 すべてが芽吹いて 緑もいきいき (2006.6.12)
         第22回 サマーチェリーに魅せられて (2006.6.5)
         第21回 花々がいっせいに開きました! (2006.5.29)
         第20回 2006年のリングリンクホールもスタート! (2006.5.22)
         第19回 山桜はしみじみ見るもの (2006.5.15)
         第18回 原村も桜が咲き始めました! (2006.5.8)
         第17回 お蔭様で引っ越しました! (2006.5.1)
         第16回 さぁ、いよいよ原村移住週間です! (2006.4.24)
         第15回 桜の散った東京で引越し準備が進みます (2006.4.17)
         第14回 引越しも6回目ともなれば今や達人 (2006.4.10)
         第13回 さぁ、東京で原村移住の準備です (2006.4.3)
         第12回 原村も春の気配です (2006.3.27)
         第11回 すべてが動き出しました (2006.3.20)
         第10回 座禅草が咲きました (2006.3.13)
         第9回 永六輔さんが補導された!? (2006.3.6)
         第8回 自然は芸術家! (2006.2.27)
         第7回 原村は春に向かいはじめました (2006.2.20)
         第6回 原村にトロッコが走っていた頃・・・ (2006.2.13)
           第5回 雲龍さんの笛で迎えた立春 (2006.2.6)
         第4回 寒いほうが知恵がはたらく? (2006.1.30)
         第3回 二十日正月は原村でのんびり! (2006.1.23)
         第2回 祭りは年寄りの知恵の伝承 (2006.1.16)
         第1回 原村の新年は静かで穏かです (2006.1.9)

                                          << Home

第29回へ                              第31回へ
                 
                         Copyright(C) 2006 Rin-no-sha All Rights Reserved 

第30回  八月がいい月でありますよう

小林 節子


HOME | 原村より愛をこめてTOP