リングリンクホール、今年初のコンサートを終え、今週はやっと日常生活が戻り始めました。庭にはタンポポがいっせいに黄色い花をつけ、コンサートの時には、小さなつぼみの「ズミ」がいっぱいに花を咲かせ、我が家のシンボルツリーになりました。

 「ズミ」は「コリンゴ」「コナシ」とも呼ばれ、バラ科リンゴ属の落葉小高木。山地に自生し、高さは10メートルにも。(どうしよう!)春の末、白色で赤いぼかしのある花が開き、果実は、黄または紅熟。材は緻密で堅く、家具、細工に向くそうです。

 その白い花がいっせいに咲き出し、いい香りを放ちます。7年前には、今にも枯れそうなひ弱な木が、、、堂々と、朝、私の部屋のカーテンを開けると、「おはよう!」とご挨拶。

 木の花が好きで、かつて初めて一人住まいした東京馬込のマンションを思い出してしまいました。その季節、お隣の庭に、白い泰山木が見事な花を咲かせていて、夜でも、目に鮮やかな白い花に何度心が慰められたことか、、、ある日、お隣も、マンションになり、その木も無残に切られ、私の記憶の中にだけ今も咲きつづけています。

                            


 ホールは来月24日までお休み。そうしましたら、、、ある日、かわいい中学生がピアノの前で、校歌を歌ってくれました。横浜市ヶ尾中学の生徒さんが、近くのペンションへ「自然研究」に。昼、ぷらりとホールへ寄って、、、「校歌」「未来」、、、美しいコーラスが流れ、ホールもかわいい闖入者に大喜びでした。


             


 夜は小淵沢の「虹と星の診療所」の歯医者さん藤森先生、原村在住のヴァイオリン作りの番場さん、英語の先生でチェリストのアメリカ人カーシャさん(いつかじっくり、原村の仲間たちでご紹介しましょう)の演奏のリハーサルにお貸ししてましたら、、、思いがけず、25日松本での演奏会にご招待を受けました。ラッキーな一夜です。

   
         
                  


 そして、行って参りました! 28日、大賀ホールで行われた「軽井沢新緑コンサート」。原村からメルヘン街道、麦草峠を越え、佐久、小諸を経て軽井沢へ。

 大賀ホールは、ソニーの名誉会長大賀氏が昨年4月、退職金で、寄贈という形でお作りになった軽井沢駅すぐ前の美しい5角形のホールです。


           


 出演は前回ご紹介しましたが、バリトンの崔宗宝さん。ゲストは映画「ラストエンペラー」で実際に演奏した、二胡の姜建華さん、中国琵琶の楊宝元さん、エレクトーンの神田将さん。私が司会を務めましたが、700人ほどのお客様の温かい視線を感じつつ、2時間余りのすてきな時が流れます。

 大賀ホールの楽屋の壁には、そうそうたる出演の方々の色紙が。そして、私の楽屋には、若き日のバーンスタインの指揮棒が飾られておりました。

 今回はピアノの音は聴けなかったのですが、名器中の名器、ハンブルグ・スタインウエイ・コンサートグランドピアノだそうです。

 壁の材は長野県産の落葉松、舞台はヒノキ。5角形はどこから聴いても、均一の音が楽しめるということで、次回は、観客になりたくなりました。


      

           

 6年前のクリスマス、リングリンクホールで、わずか30人ほどを前に、一生懸命歌ってくださった崔宗宝さんが、世界的にも有名な大賀ホールを満席に。崔さんの成長ぶりを、我が家の「ズミ」に例えるのは失礼でしょうか、、、


        


 私自身も、新井満さんご紹介の誰が書いたか知らない「千の風になって」を大賀ホールで朗読! 新井満さんが英語の原詩を訳した素晴らしい詩と、その詩が誕生した経緯は、新井さんのホームページでぜひお読みになってください。思い出に残る、感無量なコンサート、そして司会冥利に尽きて、、、感謝に満ちたアフタヌーンコンサートでした。


           


    
●新井満さんのホームページ「マンダーランド通信」は>>コチラ

    ●「千の風になって」関連ページ は>>コチラ


                                      (2006.5.29 写真/小林節子)
                                            
  ※一部長谷川恵子さんご提供


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第21回  花々がいっせいに開きました!

小林 節子


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