雪がない、雪がないと言いすぎてしまったのでしょうか? 東京へ戻った6日頃から原村でも雪が降り出し、「30センチくらい積もり美しき白銀の世界」と、冬の輪の舎を守ってくれている我らの仲間、カズパパこと下倉さんからメールが入りました。
今週、私は東京。
下倉さんから届いた「昔、山の仕事をしていた人から話を聞く会」のお誘いをお伝えしましょう。
輪の舎からバスで二つ目、茅野駅から出るバスの終点に「美濃戸口」というバス停があります。夏は新宿から出る直通バスの終点にもなるバス停ですが、昔はここから原村の隣町・富士見まで、トロッコが走っていたそうです!
この美濃戸口は、八ケ岳へ登る方々のまさに入り口。「八ヶ岳山荘」があり、ここで山男たちは身支度を整え、万が一のための名前を記し、登り始めます。
今年のお正月、父母とこの山荘まで、車で出かけてみました。温かいコーヒーをいただきながら、寡黙に準備する山男たちの様子を見ているのも楽しく、降りてきた方のすがすがしいお顔を見るのも嬉しく、しばしご主人とも話がはずみました。実はここは、喫茶店好きの99歳の父のなじみの店でした! 標高1502メートルの喫茶店。私の知らないうちに、父はご主人とすっかり仲良しだったのです。
若い頃、日本中の山に登り、ついにはヒマラヤまで行ってしまった下倉さんに聞いたところでは、その昔八ケ岳に登るには、新宿からD51蒸気機関車。2、3軒あった小屋も冬場はすべて無人。早朝の登山のために、寝袋で小屋の隅にあったトタンをかけて寝たとか。今では立派な山小屋が、八ケ岳だけで32軒もあるそうです。
「原村にトロッコが走っていた頃」
と き : 2月17日(金) 午後7時から
ところ : 原村中央公民館2階和室 入場無料
話す方: その頃山で仕事をしていた伊藤近光さん・宮坂里見さん
暮らしの中で山が大切だった頃の話に興味のある方は「湯のみ茶碗」をご持参の上、是非お出かけください。湯飲み茶碗? 私にも不思議なのですが、パンフレットにはそう記されています。お問い合わせは原村役場の村作り戦略推進室(Tel:0266−79−7922)です。
私は東京で、故人になってしまった友の十三回忌に行って参りました。「逸見政孝さん あの笑顔を偲ぶ会」。逸見さんはフジテレビアナウンサーの同期生。山城新吾さん、古舘伊知郎さん、徳光和夫さん、安藤優子さん、中尾ミエさんが語る思い出聞きながら、私は私の思い出を静かにひもといて、、、初々しかった青春時代に帰っておりました。
(2006.2.13 写真も 小林節子)
【バックナンバー】
第5回 雲龍さんの笛で迎えた立春 (2006.2.6)
第4回 寒いほうが知恵がはたらく? (2006.1.30)
第3回 二十日正月は原村でのんびり! (2006.1.23)
第2回 祭りは年寄りの知恵の伝承 (2006.1.16)
第1回 原村の新年は静かで穏かです (2006.1.9)
第6回 原村にトロッコが走っていた頃・・・
小林 節子

