「二十日正月」と呼ばれる、大寒の20日、原村にいたくて
前日、大雪を想定、恐る恐る原村へ向かいました。
近づくにつれ、はてな(?)マークが頭一杯に広がり始めます。
中央高速から迎えてくれる八ケ岳は、頂上に少し雪をいただき、
のんびりと、優しく、「いらっしゃい!きれいでしょう!」
大雪情報に旅行を控えた方も多いのでしょう。
ペンション村は静かに春を待つの感ですが、これでこのまま春かなとは、
さすがに思えず、土の上にちょっと顔を出したモグラの気分ではないかと、、、
モグラと言えば、見たのです!モグラの顔を出した小山の数々。原村には国立の農業実践大学校があるのですが、そこの敷地内の土の上がかわいいクレーターのよう。
モグラが住む土はおいしいトマトが実るとか。私たちの仲間、中島男爵に聞いたことがあるのですが、早速伝えなければと後にしました。
さていかにのんびりか?
牛さんたちを見てください。
今農場は、チーズマイスター高橋先生指導の下に、チーズつくりの最盛期。
工場には緊張感が満ち満ちていて、お訪ねした高橋先生とゆっくりお話しする時間もなかったのですが、その原料、ミルクの親たちはのんびりのんびり、、、私たちの方に寄ってくるではありませんか!
「元気?暇なんだよ、僕たち。この季節来てくれるなんて珍しいね。
牛乳飲んでくれた? うまいだろう!だってこの気持ちよさだもの、、、」
牛とお話ししたのは初めてです。
ここからは雪をいただいた阿弥陀岳が!
その足で、阿弥陀岳の麓の阿弥陀聖水へ水汲みに。
30年はかかってゆっくりゆっくり地上に出た清水は、いつもは2つの口があるのですが、(一つは軟水、一つは硬水と言われています)凍ってさすがに一つだけ。使う量だけありがたくいただき、帰ってお茶に、コーヒーに。まろやかなこと!
そして、役得(?) 蛇口にあったかわいいつららは、夜のオン・ザ・ロックに。
原村で大寒すませ、戻った夜、東京は雪でした。

(2006.1.23 写真も 小林節子)
【バックナンバー】
第2回 祭りは年寄りの知恵の伝承 (2006.1.16)
第1回 原村の新年は静かで穏かです (2006.1.9)
第3回 二十日正月の原村でのんびり!
小林 節子

